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2011/10/04

女言葉のリアリティ

 会話がリアルじゃないと、官能小説や官能文章は途端にしらけたものになると感じます。

 そして、そのリアルさというのは、実際の話し言葉の冗長性をそのまま再現するという意味ではありません。適度に内容を整理され、言い方などを誇張されてはいるが、「それらしい」感じであることです。

 藤沢周平の短編集の解説で、別の作家さんが書いていらっしゃいましたが、江戸時代の町娘の話し言葉をそのまま再現すると、蓮っ葉な年増女が毒づいているように聞こえるそうです。

 藤沢さんはその辺りが実に巧みで、当時そのままの再現ではなく、かといって現代の若い娘の雰囲気とも明らかに違えて、いかにも江戸の若い娘というトーンの台詞を書かれているとのこと。

 それに通じるものが、官能小説の女性の台詞にもあるように思います。

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    画像や動画より、よほど言葉の方が官能的だと感じます。それは、人間のエロティックな想像力を自在に刺激できるから。

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